タロのブログ

陰茎形成を中心に、トランス男性としてのいろいろな経験に関するブログです

用意しておくべきもの・準備しておくべきことリスト

今回は事前に用意しておくべきだったものや、オペ前に準備しておくべきだったことに関する情報です。

個人的には入院中については1週間寝たきり状態になること、退院後は前腕部尿道形成を行った左手が術後しばらくは使えない、使いにくいことによって生じる困難さや不便さがありました。「事前に用意しておけば良かった…」となってしまったことが多々あったため、何か参考になれば良いなぁと思っています。

アテンドさんや付添人がいたり、病院のスタッフに頼めば大丈夫なことも多いですが(笑)

 

 

買っておけば良かったもの

寒さ対策ブランケット

部屋の温度調整が微妙すぎて寒いときは極寒でした(+_+)度々空調の温度変更をしたり、タオルを追加してもらったりしましたが、自分でブランケット持ってくれば良かった~と思いました。


水不要でケアできるもの(口腔ケア、洗顔、洗髪)

毎食後歯磨きしたいし、歯間ブラシも一日一回は使いたい派な私にとっては、歯みがきが毎朝の清拭のときだけというのが苦痛でした(+_+)

ヘルパーをやっているため「介護用品の中に口腔ケアグッズいろいろあったじゃん…」と思い出しながらベッドの上で過ごしていました。

ウェットティッシュタイプの口腔ケアシートさえあればもう少し快適だっただろうなぁと思いました。

口腔ケアだけではなく、洗顔も同様で朝の清拭のときに顔を拭くぐらいしかできませんでした。保湿グッズはすべてベッドから離れた場所に置いていたため、十分な洗顔と保湿ができませんでした。

ベッドの上で、「そういえばめっちゃズボラな後輩が洗顔マスク使ってたわ…」と思い出していました(笑)

洗顔シートや拭き取り化粧水、洗顔兼用の顔パックのようなものを持っていけば少しはマシだっただろうなぁ~と思います。

 


私は入院中に一回もシャンプーがなかったので、頭皮の不快度がすさまじかったです(・。・;これまた水なしでシャンプーできる代物があるので、退院後の生活のことも考えると、あれば良かったなぁ~と思うものでした。

ウェットティッシュ

ご飯食べるときにこぼしたりしますし、ベッド上安静のような手を自由に洗えない中では、ウェットティッシュがあると便利ですね。

 

おしり拭きシート

入院中は清拭があるため、身体の保清に関しては問題ないです。

ただ、退院後は自分で工夫しないといけないため、シャワーできそうな部位はシャワー、シャワーが難しい部位はおしり拭きシート的なものがあると良いのかなと思います。

 

ゆるめのズボン

術後はノーパン+ゆるめのズボンで生活するのが良いなぁと思いました。私は通院やちゃんとした外出以外はノーパン+タオルで過ごしていました(^_^;)

多分ですが、下のようなタイパンツ系が一番過ごしやすい気がします。

 

次はオペ前にタイで買おうと思っていたのですが、術後の片手しか使えない状態で紐を結ぶのは無理ですね…(笑)ゴムタイプのズボンを買おうと思います。

 

前開きのシャツorゆるいシャツ

上に着るシャツは前開きのシャツ、もしくはゆるめ、オーバーサイズのTシャツを用意しておくと良いと思いました。私は何枚かは前開き、何枚かは頭からかぶるゆるめのシャツを持っていきました。着るときは患部の側から、脱ぐときは健康な側から着替えれば概ね大丈夫だと思います(脱健着患)。全く着ることができない、というわけではないですが、片腕が動かしにくい、あまり動かさないほうが良いとなると、タイトめな普通のTシャツは避けたほうが無難ですね。

前開きのシャツに関しては、左腕(患部側)がうまく動かせない中で片手でボタンやファスナーの開閉をするという想定をしておくことも必要ですかね(゜.゜)

 

かかとがないサンダル

退院日に靴下と靴を履く動作にめちゃくちゃ手こずり、人に手伝ってもらわないと履けませんでした。。

私は靴を脱いだり履いたりするときに毎回靴紐を結ぶのですが、片手しか使えない状態だと靴紐を結ぶ行為はほぼできなかったですね。

一応かかとのないサンダルを持って行っていたため、退院後はずっとサンダルで生活していましたが、退院日に靴を履こうとするのは無茶だということもあらかじめ考えておくべきでしたね(T_T)

 

T字帯、使い捨てパンツ

術後陰部が痛すぎてノーパン生活をしていましたが、一切履かずに生活するのもなぁ…ズボンも汚れるし…と思っていました。

そんな中で丁度良いと思われる商品はT字帯でした。調整もしやすいし、使い捨てなので次はボクサーパンツを持って行かずにこれを用意しておこうと思いました(^^)


のど飴、のどスプレー

個人差はあると思いますが私は病室の空調のせいでやたら喉が乾燥しました。

日本にいても、たまに喉が乾燥しすぎてひどく咳き込むことがあるのですが、入院中もたびたびその現象が起きていました。咳をすると患部に強い痛みを感じるため、のど飴やのどを潤すスプレーを持っておくべきでした。

 

はさみ

尿道形成を行った左手はしばらく力が入らなかったため、右手だけでいろいろな作業をせざるを得なかったのですが、袋を開けられなくて困ったことがしばしばありました。

なお、はさみは預け入れ荷物にしないと没収されるため要注意です。

 

通訳者、Dr、詰所への手土産

日本だったら医療従事者に手土産を渡すことはしませんが、タイだと渡しても良かったなぁ、と後から思いました。看護師さんからポッキーもらったこともあったので(-。-)y-゜゜゜

 

複数充電延長コード(置き型)

今回は充電していたものはスマホだけでったので必要なかったのですが、PCなど他のデバイスを使うときには必須かもですね。

多分、スタッフに言ったら貸してもらえると思いますが(笑)

 

シカケアやシリコンシート

こちらは術後しばらく経ってからになると思いますが、傷口を綺麗に回復させるうえでは必要だったのかなと思います。ケロイド状になりやすい人の場合は特に必要なのかなぁという感じです。

Stage2では臀部の皮膚を使用するのですが、皮膚を取った部分の傷跡は割と目立ちます。普段見えない部位ですが、人に見られた場合には「どうしたん!?」って聞かれるぐらいには目立つと思います(^_^;)やっぱり買っておけば良かったなぁと思いつつ、値段も高いしまあええかと思って放置しちゃっていましたが。。

Stage3のあとは腕の部分にシカケアを使うと良いっぽいので、手術の後でも良いとは思いますが購入しておこうかなと思います(^^)

 

 

オペ前に準備しておくべきこと

ペインフリーを依頼しておく?

今回の手術ではペインフリーを使いませんでした。というのも私は初ヤンヒーでいろいろ分からず、てっきりペインフリーは勝手に組み込まれているんかと思っていました(笑)

ペインフリーが必要かどうか聞かれないし、料金もオペ代とは別なのに反映されてないなぁとは思っていたのですが…(・・;)

自分から言わないと行けなかったんやなぁ〜と後から気づいたので次はちゃんとオペ前にペインフリー使いたいという意思表示をしようと思いますヽ(^o^)丿

私の場合はStage2もペインフリー入れといたほうが良かったです、だいぶ痛かったので。。

 

必要なものはベッド周辺に全て置いておく

ベッドで過ごす間に必要なものはすべて、床頭台やサイドテーブルに置いておくべきでした。

無駄に重たい書籍や筆記用具、スマホ関連機器のみ床頭台に置いていましたが、「まあ大丈夫だろう」と思って湿布やPCなどは別の置き場に置いていました。

遠いところにあると自分でもどこに置いたのか分からず、取ってほしいということを伝えにくかったです。。

術後めっちゃ後悔しました(笑)

 

荷物は予めパッキングしておく

入院前に大量のお土産を購入したり、入院日に服を洗濯したりと無駄なことをしすぎたせいで退院日のパッキングに苦労しました。

術後はあまり力を入れられないため、荷物を詰めたり、ぎゅうぎゅうに詰め込んだスーツケースを閉じることが難しかったです(・。・;

多分お土産を大量購入してはいけないし、荷物を無駄に広げないほうがいいですし、術後~退院までの間に必要なもの以外は全部パッキングして良いです。。

 

インターネット環境を整える

ヤンヒー病院では無料のWiFiが通っているのですが、入院患者のみの承認制などではないためか、接続状態や速度がイマイチでした。

私はタイのAISという会社のプリペイドSimを持っていますが、事前にちゃんとトップアップしていませんでした。トップアップさえしておけば、AIS Super WiFi(街の至る所にある有料のWiFiスポットが使えるようになる)の契約ができたのに…と後悔しました。AIS Super WiFiの費用はさほど高くないですし、比較的安定しています(*^^)v

 

短髪にしておく

私はめっちゃ髪の毛が長いので、入院期間が長くて、洗髪ができないと不潔感が日に日に増していきました(T_T)また、術後も髪の毛が長いと洗いにくくて不便でした(T_T)

次の手術のときは、手術前にいつも髪の毛を切ってもらっているタイの美容室で短髪にしてもらいます。。

 

 

事前に用意・準備しておくべきことに関する情報は個人差があると思いますので、どこまで役に立つか分かりませんが、ご参考にしていただければ幸いです( ̄д ̄)

私は個人的に次のStage3の前にもう一度このリストを読み直してオペに備えようと思います(`・ω・´)

Stage2でかかった費用

今回はお金のお話です(・・;)

レートにも左右されますし、手術等にかかる医療費も年々値上げされますので、あくまで私が手術したタイミングでの話になりますが、何か参考になれば嬉しいです(^^)

 

・航空券 75,350円→82,240円

以前、別の記事でも書きましたが、Peach関空-スワンナプーム国際空港の往復チケットを購入しました。

LCCなのでいくつかプランがあるのですが、その中でもバリュープランとう預け入れ荷物1個まで可、日付変更可のプランにしました。

ただ、薬局でいろいろ買い足していたら荷物が多くなってしまったため、預け入れ荷物を1個追加しました。そういう理由があり、値段がちょっと変わっちゃいました(^_^;)

 

海外旅行保険 22,020円

3月21日〜4月19日のほぼ4週間分の保険の費用です。

手術とは関係ない海外旅行傷害保険です。万が一人や物に損害をあたえてしまったり、自分が事故にあったりしたときに備えて毎回加入しています。

クレジットカードの付帯保険でカバーできる場合もあります(^o^)


・宿泊費(3月21日-26日)① 18,074円

手術前に滞在していたP park residenceというホテルでの滞在費用です。滞在期間は5泊でした。

 

・宿泊費(4月3日-19日)② 81,117円

手術後に滞在していたi Sanook bangkokというホテルでの滞在費用です。滞在期間は16泊でした。

ちょっと高めですが、綺麗だったので良しとしましょう(⁠^⁠^⁠)


・医療費 (1Baht=3.9円で計算)

3月23日(木) 事前診察

入院前の診察時に手術費を事前に支払いました。

お釣りなどもありましたが、だいたい115万円ぐらい一気に消えましたねぇ〜(._.)

 手術費用 286,000Baht

 精神科等の外来診察費 7,250Baht(後ほど払い戻しされるお金)

 →合計 293,250Baht(約1,143,675円)

3月26日(日) 入院日

入院当日は検査代の支払いがありました。

 1,500Baht(約5,850円)

4月4日(火) 退院日

23日に支払った7,250Bahtが払い戻され、これまでのすべての明細が記載された領収証を受け取りました。領収証の明細は以下の通りです。

 手術費 286,000Baht

  手術費内訳 膣閉鎖・尿道延長 201,000Baht 

        前腕部尿道形成 85,000Baht 

 検査代 1,500Baht

 入院医療費 800Baht

 →288,300Baht (約1,124,370円)

 

ちょくちょくデポジットという事前支払いをしていたりするので、ややこしいのですが、最終的な支払額は明細書に記載されているように288,300Baht(約1,124,370円)が退院までにかかった費用になります。

バーツのレートによって左右される部分があるので、ここで書いている日本円での費用はあくまで自分が払ったときのおおよそのレートを適用して計算したものになります(._.)


・換金 90000円

バンコク市内にあるレートの良い換金所で換金していました。レートが良いといえども、円安が凄まじいので昔と比べると厳しいものがありますね(-。-)y-゜゜゜

 

すべて合わせると約1,417,821円になりますね(`・ω・´)ゞ

仕方ないことですけど、一気にお金がなくなるのは辛いですねぇ〜(笑)

 

なお、Grabのタクシー代やライブでのドリンク代など他にもここに書いていないクレカでの支払いがありましたが、ややこしいので詳細には書いていませんm(_ _)m

薬局での買い出し

退院後ないし帰国後はケアのためにいろいろなものが必要になります。

退院の翌日には綿棒や防水シーツなどタイ滞在中に必要なものを薬局で購入しましたが、それらとは別に日本に帰ってから行うケアに必要なものを、大量かつ安く購入できる薬局での買い出しもしました。

そこで、今回はどこで、何をどう買ったのかということについての記事になります。

 

薬局について

私が使った薬局はチュラMD薬局です。

位置としてはMRTのSilom駅ないしBTSのSala Daeng駅から徒歩5分以内ぐらいに位置しているため、アクセスしやすいです。

maps.app.goo.gl

いくつか薬局巡りはしたのですが、その中でも安定的にすべてがの商品が安いです。

いつ行ってもそこそこ混んでいますが、店員さんたちの作業が早いため、そんなに待たされるわけでもありません。

注意点としては、大量購入するときは在庫がない場合もあるので、帰国までゆとりがあるタイミングで買うなどの工夫があるかもです_(:3 」∠)_

 

買い方

日本の薬局で買うときは商品を自分で選んでレジに持って行って支払ったり、処方箋がある場合には処方箋を店員に渡して調剤してもらうのが大まかな買い方かと思いますが、チュラMD薬局では異なります。

そもそも術後のケア用品に対する処方箋などもないですしね(・。・;

ちなみに日本だったら処方箋が絶対必要な薬などもタイだと処方箋なしで購入することができたりします。。私はこれまで、抗生物質ホルモン剤、緊急避妊薬など処方箋なしで買ったことがあります(笑)

 

まあ話が逸れてしまいましたが、チュラMD薬局での購入の流れは以下の通りです。

①発券機でチケットを取る。

②自分の番が来たら受付デスクへ行き、店員にいるものを伝える(電光掲示板に受付番号と受付デスクの番号が表示されます)。

事前にリストを用意しておくとスムーズです(^^)

③店員が商品を持ってきて「これで問題ない?」と確認してくれるため、「OK」などと意思表示をする。一通り確認が済んだら、レシート的なものを受け取る。

④支払い専用窓口に移動して、店員にレシートを渡して支払いをする(クレカOK)。

⑤受取カウンターに移動して、商品を受け取る。

店員さんは外国人にも慣れておりますので、英語やタイ語があまり話せなくても、Google翻訳などを駆使すれば何とかなります(^。^)

 

 

事前に用意していたメモ

私は事前に買うものをタイ語と英語で記載したメモをスマホで作成しており、それを店員に見せました。また、メモでうまく通じない場合に備えて、写真も用意していました。

以下のように、タイ語での表現を事前に調べてリスト化していました。

・สำลี cotton swab 綿棒 
・KY gel KYジェル
・เข็มฉีดยา syringe シリンジ

・สายสวน catheter(24fr) カテーテル
・น้ำเกลือ saline solution 生理食塩水
・แอลกอฮอล์ฆ่าเชื้อ alcohol disinfectant アルコール消毒液
・ChlorOph 軟膏
・ตาข่าย gauze ガーゼ

・ผ้าพันแผล bandage 包帯

・เทป tape テープ

あとは写真でごり押しすれば通じます(笑)

 

 

実際に買ったもの

何が買えるのか、内容量、料金などが分からないため、まずはいくつか試しに買い、後日もう一度買おうと思っていたため、計2回薬局に行きました。

 

4月11日(火)

・防水シーツ1パック 90Baht

・生理食塩水1箱(100ml×24本) 670Baht

・綿棒(M)5パック(1パックあたり100本入り) 125Baht

→サイズについて聞かれた際、何種類ぐらいあるのかもよく分からなかったのですが、店員さんに綿棒の写真を見せたらMサイズを持ってきてくれました。

・KYジェル82g×3本 630Baht

抗生物質軟膏10本 350Baht

→ヤンヒーでもらって使用していた軟膏の写真を店員さんに見せました。

・アームホルダー1個 100Baht

→本来の用途は骨折用だと思いますが、腕を伸ばしたりすると皮膚が引っ張られて痛かったりするので、腕の位置を固定できるとだいぶ楽でした。

 

そんな感じで合計1,965Bahtでした。1Baht=4円で計算すると7860円ですね。

購入商品↓
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レシート↓
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4月17日(月)

帰国前に再度買い出しに行った時の分です。

・生理食塩水1箱(100ml×24本) 670Baht

→まじでこんな買わなくても良かったものです(笑)

・綿棒(M)6パック(1パックあたり100本入り) 150Baht

・KYジェル42g×12本 1,620Baht

→確か82gのKYジェルが在庫切れだった気がします。。そのため、42gを購入しました。

抗生物質軟膏1箱(12本) 420Baht

→結果的には抗生物質軟膏はこんなに買わなくても良かったです(笑)今も家にめっちゃ余っています(-。-)y-゜゜゜

・シリンジ10ml5本 30Baht

→腕の洗浄用に購入したのですが、今に至るまで一度も使っていません(笑)

・アルコール(70%)消毒液450ml 5本 225Baht

→腕の洗浄前に腕全般をアルコールで拭いていました。必須商品ではありませんが、病院で腕の洗浄をされるときに使用されていたため、一応買いました。5本もいらなかったかもですが。。

・滅菌済ガーゼ5箱(100枚入り) 950Baht

→ガーゼのサイズ感などが分からなかったため、店員さんに写真を見せました。

・包帯12個 180Baht

・テープ3個 180Baht

カテーテル(24Fr)×10本 380Baht

→サイズ間違えてしまうと大変なので、ヤンヒーで処方されたカテーテルのサイズを事前にちゃんと調べ、写真も店員さんに見せました。

 

合計は4,805Bahtでした。1Baht=4円で計算すると19,220円とそこそこの値段になっちゃいました( ̄д ̄)

 

購入商品↓
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レシート↓

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以上のような流れで、薬局での買い出しを行いました。

まだ腕の洗浄が始まっていない中でどのくらい何がいるのかが予測できないことが難しかったですね~(-。-)y-゜゜゜

カテーテルとKYジェル、大きい綿棒は日本で入手するのが難しいですが、それ以外は基本的に日本でも簡単に買えますし、いざ帰国してケアが始まると、「いらなかったなぁ~」というものまで買ってしまっていました(笑)

まあそういうこともありますよね…(・。・;

2023年4月16日(日) 退院後診察➁

今回は二回目の退院後診察についてです。

退院後かつ帰国前の診察は前回がメインなので、特に変わったことはありませんでした。


6:30頃 タクシーで移動

ヤンヒーで朝ごはん食べようかな~と思っていたので、めっちゃ早い時間に行くことにしていました。

前日にはgrabでタクシーの手配を予約していたのですが、キャンセルされてしまったため、再手配しました(・・;)

grabで手配したときに、指定した時間より早くタクシーが来て、自分がその場にまだいなかったりすると勝手にキャンセルされたりします(笑)遅刻したわけじゃないのに…みたいなことがありますけど、まあしゃーないわと思うしかないですよね~(-。-)y-゜゜゜

7:00頃 ヤンヒーに到着

ヤンヒーの中のフードコートも気にはなっていたのですが、決めきれませんでした。

その結果、ヤンヒーの隣にある屋台エリアで食べることにしました(笑)

めっちゃ微妙な写真ですが、ムーピン(豚の串焼き)ともち米です。これがめちゃくちゃうまいんですよね~_(:3 」∠)_

8:20 インターナショナルカウンター→4階
8:25 Ns問診

体重・血圧測定、持病、薬サプリメント、酒、たばこ、宗教、結婚の有無などの確認

そういえば外来時の血圧測定は何故か毎回腕にビニールを被せられていました。コロナ対策なのかな…(・・?

9:15 処置室へ案内
腕の傷口は綺麗に塞がっていると言われました。

入院中と前回の診察で腕の消毒をしたときに、腕の穴の中をべタジン(赤チン)で消毒されていたのですが、今後はべタジンは不要で、生理食塩水で洗浄するだけで良いと指示されました。

手術から1ヶ月経過するまでの指示は以下のようなものでした。

・シャワー禁止

・腕の洗浄不要

・陰部のケアは毎回トイレ後に実施

帰国したらシャワー浴びれるし、陰部のケアからは解放されますが、腕の洗浄がいよいよ始まる感じです(⁠・⁠_⁠・⁠;⁠)

10:15頃 処置終了して会計

11:00 ホテルに帰宅

 

これだけ見ると順調に診察が終わっているのですが、実はこれで終わりませんでした(笑)

というのも、傷病手当金の依頼をし、診断書の受取をしたものの、書類に不備があったため、翌日は再度ヤンヒーに行く羽目になりました(+_+)

傷病手当金のことについては、別途傷病手当金の記事で詳しく書きます( ̄д ̄)

とはいえ、手術後の帰国前診察はこれにて終了です!

退院後の過ごし方

退院後のタイでの過ごし方についてです。

退院後の過ごし方にしては、謎なジャンルの目次になっていますね。。

 

 

ホテル

基本的にホテル療養をしていました。

退院後のホテルはMRT(地下鉄)のSamyan駅から1㎞ぐらいの距離にあるi Sanook Bangkokに滞在していました。ヤンヒー病院の近くではありませんが、MRTやタクシーを使えば問題なくアクセス可能な位置です。

←入れませんがプールつきでした 屋上のテラス(?)的な空間→

 

共用スペース キッチンがあったり、ゲームや作業ができる部屋もありました。

 

←洗濯機&乾燥機 写真はありませんが、ジャグジーとジムもありました→

 

部屋はこんな感じでした。個人的にはシャワーに区切りがないと嫌なんですよね(笑)

 

 

ホテル療養中は動いてもしんどいのでトイレ、ご飯、シャワー以外はずっとベッド上で過ごしていました_(:3」∠)_

せっかくホテル内にジムやプールもあるのに楽しめないのは残念でした。あとは設備に関して、ホテル内で洗濯がでできるのは非常に楽でした。私は洗濯頻度のこだわりがあるので洗濯がしやすい環境の優先順位が高めです(笑)

まあそんなこんなで読書したり、NetflixYoutube見たりしてました。退院後は元気になったので、NetflixではタイBLを見ていました。勝手に位置情報がタイにになるので、日本にいると見れないタイBLが見れます(^^)自分は見ませんでしたが、ジブリも見れます。

 

ご飯

術後の療養場所として、近くにセブンや食堂などがあるといった食事に困らないことや、洗濯が施設内にあることなどを重視しました。食事に関してはGrabなどのデリバリーサービスもあるので、さほど困らないですがプロモーションなどがない場合はやや高い印象です。

近所に食堂など食べるところがいくつかありました。

←近所の食堂のテイクアウト。屋台ほどは安くないですが、一食あたり100baht前後ぐらいの費用で食べられました。

やたらうまかった近所の麺屋さん→

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たまには少し違う場所で外食しました。

←退院翌日は近所のモールに入っているやよい軒で唐揚げ定食を食べました。タイで食べる日本食って美味しい気がします(笑)

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プロモーションをもらって行ったシズラー。肉も美味しいのですが、食べ放題のサラダとデザートが美味しかったです(^.^)何か分からないフルーツもあって戸惑いましたが…

 

Grabのデリバリーで頼んだタコベル。2人前のプロモーションのほうが安かったので一人なのに2人前頼みました(笑)なかなかな量でしたが、美味しかったです。

朝ご飯はセブンイレブンで事前にまとめて買っておいたシリアルなどを食べていました。

他にもセブンイレブンではお菓子からご飯までいろいろ購入しました。
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シャワー

シャワーは禁止ではないけど患部に当ててはダメとのことでした。そのため、私医の場合は左腕、陰部、右臀部以外を避ける必要がありました。

頭について、腰を曲げて頭だけシャワーを当て、右手だけでシャンプーなどをしていました。めっちゃやりにくかったです(+_+)術後1週間ぐらい洗ってなかったうえに、洗いにくいため、ホテルの近くの理髪店で洗ってもらったりしました。私はやたら髪の毛が長かったためにいろいろと不便だったため、次のオペのときはちゃんと短髪にしておこうと思いました(笑)

臀部以下の下半身はシャワーを当てて洗いましたが、それ以外の部位はおしりふきシートを拭いて対応しました。おしりふきシートは持って行ってなかったため、タイで購入したのですが、シャワー代わり以外にも患部のケアなどでもかなり重宝しました(*^^)v

 

クッション

臀部にホッチキスがあるのでホッチキスのないお尻だけで座らないといけないことや、陰部の痛みが強かったため、術後はクッションが必須でした。退院初日に近所のデパート的なところに行って円座のクッションを探しに行きましたが時間が遅すぎて入手できませんでした(^_^;)退院翌日も円座探しの旅に出たのですが、円座がなかったため、シンプルな四角形のクッションを買いました。購入したのはmoshi moshi(もしもし)というチェーンの雑貨屋さん(?)みたいな店でした。日用品、文具や充電器などの小型家電まで幅広く、かつかわいい商品が安い値段で売られています。

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また、クッションは陰部のことだけではなく、寝ているときに手術したほうの腕を上にあげておくうえでも役立ちました。

 

移動

滞在していたホテルがめっちゃ駅近というわけではなかったため、術後しばらくはタクシーで移動していました。

料金自体は流しのタクシーでメーター使うほうが安いのですが、タクシーがいるところまで移動しないといけないですし、行先やメーター使用についてちゃんと伝えないといけないので、grabでタクシーを手配していました。

grabはクレカを登録しておくと、現金を使わなくて済むのも良いです(^.^)日本でいうとGoタクシーみたいな感じですかね。

 

下着

ナプキンは退院日に使ったものの、痛すぎて以降は使用できませんでした。

ナプキンだけではなく、下着自体を履きたくなかったため、部屋の中ではタオルを巻いて過ごしていました。部屋の外に出るときは近所の場合はタオル巻くだけ(ちゃんとほどけないタイプの巻き方をしていました)で出たり、ちょっと遠い場所のときはノーパン+ズボンにしていました。

タオルだけだとベッドシーツが汚れるので防水シートを敷いていました。特に、処置中は必須でしたね。一回だけ赤チンのついたガーゼ(ドレーン抜去の部位に貼ってあったもの)のせいでシーツが汚れてしまいました。汚れた場所に手ピカジェル(アルコール)を塗り、たたいたら、汚れは無事に落ちました(^.^)

この記事の下の方に書いているライブの後に、ライブハウスの近くに合ったナイトマーケットに寄り、ニットトランクス探しをしました。時間が遅く、店じまいしてるところが多く、ニットトランクスにはたどり着けませんでしたが、ノーマルなトランクスをゲットしました。。



ケア用品

排尿後は毎回ケアが必要となります。

方法としては生理食塩水に浸した綿棒を使って、陰部を綺麗にしたり、抗生物質を塗ったりします。

それゆえに、基本的には長時間外出することは避けていました。絶対毎回やらないとダメということはないのかもしれませんが、なんとなくきっちり毎回やりたい性格なので(^_^;)

病院でもらった綿棒や防水シートなどは数が少なかったので、退院の翌日には近所の薬局でいろいろ購入しました。

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ソンクラーン

ソンクラーン(4月13日-16日)という旧正月真っ只中の時期の滞在でした。ソンクラーンは水かけ祭りと呼ばれるもので、そこらじゅうで水をかけ合います。術後の身体には厳しかったです(笑)バケツで水かけられたりしますし、カッパを着ているとむしろ集中的にかけられます。。術後じゃないときに、普通に楽しむためにソンクラーン目的でタイ旅行に行きたいですね(-。-)y-゜゜゜

←水かけられないようにするのはできないため、セブンイレブンでカッパを買いました。

ソンクラーンの様子→
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ライブ

ちょっと無理をしましたがBowkylionという好きなタイのアーティストのライブにも行きました。

タイ語しか通じなくて入場に手間取りました。。スポンサーがどうとかいろいろ言われ、飲み物は何が良いか聞かれ、選択肢の中にあったコーラを希望したところ、コーラ4本+ウイスキーがきました(笑)禁酒しているし、術後やし、一人なのにどうすればええねん…という感じでした(~o~)

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大きいスタジアムなどでのコンサートではなく、ライブハウス的なバー?レストラン?だったため、めっちゃ距離が近かったです。隣の席にいた人や店員さんと「Bowkylionのファンなん?」「どこから来たん?」みたいにいろいろ聞かれたりしながらライブを楽しみました。最後本人が退場するとき、1メートルぐらいの距離まで近づいてこられたため、めっちゃ感激でした(*^^*)

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他にも、ソンクラーン目当てでタイ旅行に来ていた友達とご飯食べてその後ゲイクラブに行ったりしていました(笑)そんな感じで遊びもしつつ、タイでの療養生活を過ごしていました(*^^)v

2023年4月9日(日) 退院後診察①

退院後は経過観察が必要になるため、外来受診をします。私は滞在期間の都合上、2回診察を受けたのですが、今回は1回目の診察についてです。

診察の数日前に手術をした左腕の手首をグイッと曲げてしまったため、若干包帯に血が滲んでいました(^_^;)

大丈夫なのか不安だったため、日本語スタッフに連絡しましたが重い荷物を持ったりせず、診察日まで待つように言われました。若干の不安感を持ちつつ、退院後診察日を待ち遠しく(?)思って過ごしていました。

 

当日のスケジュール
5:30 起床、準備
6:50頃 タクシー到着

ヤンヒーの予約時間は朝8時とやたら早いので、前日にgrabtaxiの予約をいれておきました。
7:15 病院着

朝早いうえに日曜であるため、全然混んでおらず早く着きすぎちゃいました(^_^;)病院内探索したりして暇を潰しました。

ヤンヒー名物のローラースケートで院内を移動するスタッフを初めて見ました(^o^)
8:00 インターナショナルカウンターへ
8:05 スタッフ2人の案内で4階へ
8:20頃 日本語スタッフが来て、身長と体重を測ったか聞かれまだと答える。
8:30  体重、血圧を測定した後、処置室へ
9:30頃 Ns、日本語スタッフ同席してスキット先生の診察。

↓処置前の放置されている時間に撮りました

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・腕の消毒

前回入院中に初消毒したときはグロくてあまり見てられなかったのと、動画も撮れなかったため、今回は動画を撮りました。相変わらずグロいですが、手順をちゃんと覚えないといけないのでちゃんと観察しました。。

1ヶ月は生理食塩水、その後は水道水で洗浄すること、カテーテルは月に1回交換するようにとのこと。

↓腕を洗浄、消毒するときに使われる器具
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私は滞在期間がもう少しあるため、1週間は包帯をほどいたり、消毒したりせずに過ごすように指示されました。

・陰部

やや腫れてるけどOK。

経過を見て、股はまだ腫れてるからおしっこのとき力まないように言われました。あと、立ちションする人だと思われているのか、「もう立ちションしてもいい」と言われました(^_^;)いや、してないのよ(笑)

・臀部

臀部のホッチキスを抜鈎され、傷跡の上にはテープを貼られました。抜鈎されてるときは強めのデコピンをされてるような地味な痛さがありました。

一応外れたけども、歩きすぎ・座りすぎないようにとのことでした。座ったときの臀部の異物感がなくなるとだいぶ気持ち的には楽でした(^o^)

10時すぎ 会計

費用は250Bahtでした(^.^)
10:10 タクシーに乗る
10:40  ホテルに帰宅

 

退院日にナプキン+ボクサーパンツでしたが、退院以降は基本的にホテル療養ということもあり、ノーパン生活をしていました。一応外出するのでボクサーパンツを履いたのですが、ノーナプキンでニットトランクスのほうが快適かもと思いました。これも個人差があるのですが、自分の場合はめちゃくちゃ陰部が擦れる感じが痛かったです(T_T)

 

多分通常であればこの診察で最後になると思いますが、私は無駄に滞在期間が長かったので、来週もう1回診察を受けることになりました。またしても予約時間は朝8時という早めの時間でした(^_^;)

入院編⑧~2023年4月4日(火) 手術から8日後 退院~

昨日は退院ができず、離床禁止も延長になり、まあまあショックでしたが、この日はようやく退院ができました(^o^)


5:40 血圧 排尿回数聞かれる
5:55 抗生物質服薬
7:20  コップ交換
7:30 Ns2人 ドレーン抜去部分確認
8:00 配膳 


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   清拭
8:30 抗生物質服薬

8:55 排尿
9:00 日本語スタッフが来る
9:30 血圧
   掃除
   Dr回診 午後様子見して異常がなければ、トイレでの排尿可能で今日退院可能とのこと(*^^*)
9:40 消毒、排尿

ドレーン抜去部位にずっとガーゼが貼られていたのですが、部位が部位なので排尿のたびにガーゼに尿が付着してしまっていました。そのため、Nsからは排尿のときはガーゼに尿が付着しないようにディスポ手袋をしてガーゼを押さえるように指導されました。
12:00 配膳

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12:20 Nsがきてドレーン抜去部分の確認。午後にもう一回確認して問題なければ退院可能とのこと。
12:25 ドレーン抜去部分のガーゼの張り替え。

このときにNsと何故かイサーン(タイの東北地方)の話をしました(笑)私がパーカオマーというイサーンの布を持っているのですが、それを見て「イサーン行った?」みたいに聞かれました。そのNsがイサーン出身だったので、イサーン語を教えてもらったりしました。内容はすぐに忘れてしまいましたが…(^_^;)

13:30 間食配膳

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このあとなかなか退院ができるのかどうかがよく分からないまま数時間経過したのですが、夕方ちょい前ぐらいにようやく退院できました!

 

退院前にデポジットの払い戻しがあったり、領収証や術前の検査結果、手術証明書、次回の予約票をもらったりしました。

また、退院時処方がされました。処方箋上は抗生物質(内服薬)、痛み止め(内服薬)、抗生物質(軟膏)のみ記載されていましたが、他にもカテーテルやガーゼなども一緒にもらいました。

抗生物質(左)、痛み止め(右)  生理食塩水500ml×2本→

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←滅菌済ガーゼ×5パック      尿道カテーテル24fr×6本

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抗生物質軟膏×6本
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処方とは別に病室内で使っていた生理食塩水や綿棒、防水シーツ、ディスポ手袋、鏡も勝手にもらいました。持ち帰って良かったのか本当に謎ですが(笑)

 

退院するうえでは当然着替えなどもしないといけないのですが、寝たきり生活による身体のだるさやあちこちの痛みのせいで、着替えるのも一苦労でした。

座ったり屈んだりするのが難しいので靴下を履くこと、かかとのある靴を履くこと、靴紐を結ぶという行為の難易度がかなり高かったです。

あとはこの日はボクサーパンツ+ナプキンを履いたのですが、ひたすらに擦れて痛かったです。そのため、以降は下着を履かない生活をしていました(笑)

あとは基本的に力を入れることができないので、スーツケースのパッキングもかなり難しかったです。物を事前に買い込みすぎたことも原因ですが(^_^;)

この日は友人が諸々サポートしてくれたので、何とかなりましたが、完全に一人だったらかなり厳しいなぁといった感じでした。

 

スタッフさんに車椅子で1階まで押してもらい、日本語スタッフさんにタクシーを手配してもらい、ホテルに向かいました。

ホテルに荷物を置いたりした後は、クッションを買うためにショッピングモールに行くという無謀なことをしてしまいました(笑)めちゃくちゃ体力が落ちていたのと、ひたすらにしんどかったことを覚えています。しかもクッションはこの日に入手できませんでした。。

この日にホテル近くの食堂で食べたチャーハンは美味しかったです(^.^)

こんな感じで無事に長い入院生活に終止符を打てました(^^)/