今回の記事では手術についてどうやって調べたのか、調べ方のコツ的なものを書いていきます。
陰茎形成に関しては情報が非常に少なく、本当に苦労しました。私の場合は周りに陰茎形成を受けた人がおらず、調べてもあまり良い情報や正確な情報が出てこないという感じでした。
英語で調べる
ひたすら英語の情報をGoogle翻訳を用いながら調べたりしていました。「Phalloplasty」「Metoidioplasty」などの単語を入れて調べると英語の情報に諸々たどり着けます。体験談的な記事や、陰核陰茎形成術と陰茎形成術の違いといった記事が出てくるので参考になります。術後トラブルなどが気がかりだったため、確か私は「Phalloplasty complications(合併症)」みたいなことを調べていた記憶があります。
英語で調べるとアメリカなどの英語圏の医療機関の情報が出てきます。ある程度は参考になりますが、医療機関ごとで細かい術式の違いがあったりするため、医療機関が採用している術式や方針などの具体的なことは実際に受ける医療機関の情報を得るほうが良いかなと思いました。
アテンドさんのホームページ
アテンド会社さんは手術に関する説明や料金、体験談などを掲載しています。最新の情報になっていない場合や病院ごとの情報が整理されていない場合があるので、複数のホームページを見て比較して正確な情報を取得したり、アテンド会社さんに直接聞いて確かめることが必要になると思います。私の場合は自己手配だったため、アテンド会社さんに直接コンタクトを取ることはありませんでした。
病院のホームページ
ヤンヒー病院かガモン病院で手術することを検討していました。そのため、それぞれの公式ホームページが掲載している手術に関する情報を熟読しました。
ガモン病院は陰核陰茎形成術や陰茎形成術に関する情報が日本語で読めます。
https://www.kamolhospital.com/ja
HPの中で皮弁の部位ごとの特徴も書いてあるため参考になりました。
必要に応じて英語、タイ語バージョンで見てみても良いかもしれませんね〜
他方、ヤンヒーは公式サイトは日本語対応していません。そのため英語もしくはタイ語のホームページをGoogle翻訳で日本語訳して読みました。英語とタイ語とでは情報量が違うのでどちらも見ることが必要になります。
注意点としては英語とタイ語とでは掲載されている手術費用に違いがあることが挙げられます。おそらくですがタイ人以外はすべて英語バージョンに記載されている費用が適用されます。
FTM関連手術/英語
https://www.yanhee.net/cosmetic-services/sex-reassignment-surgery/female-to-male-surgery/
→だいぶ情報少なめです(+_+)費用は参考になります。
→手術についてイラスト付きで解説してくれています(`・ω・´)
ステージ3
→皮弁の部位ごとの特徴や陰核陰茎形成術との違いなどの情報も掲載されています。
当事者の体験談
数は少ないですが、ネット上には当事者の方のブログやYouTube、陰茎形成術を受けた人の情報が掲載されているアテンドさんのブログなどがあります。かなり探さないと出てこないかもしれませんが、経験者視点の情報に触れることで手術のイメージを掴むことができ、本当に参考になります。ただし、ブログなどを書いている当事者の方もおっしゃっているように、手術には個人差があるという前提を持ったうえで見ることが大切になるかと思います。
貴重な体験をシェアしてくださっている方々には感謝しかありませんm(_ _)m
大した調べ方のコツではありませんが、私は陰茎形成について調べるときには上記のようなことをしていました。とても面倒かつ地道な作業ではありますが、自分の身体に関わる大切なことなので、きっちり調べておくことが必要です。もちろんこれは陰茎形成に限らず、ホルモンや胸オペ、内摘などにおいても大切です。
次の記事では個別の病院にコンタクトして病院を選定していったプロセスを記載します。